整動鍼五体躍動編を受講してきました!!
先日お休みを頂いて、セミナーに参加してきました。
セミナー会場は東京の池尻大橋です。
池尻大橋は渋谷駅から田園都市線に乗りすぐ隣の駅です。
札幌から池尻大橋まで行く大変さ以上の価値がそこにはあります。
施術者として、マニアとして
治療をさせて頂いている立場として、治療技術を向上させていくのは大切なことです。
それが自然な施術者の姿勢だと思います。
極論を言ってしまえば、もうそこに勉強をしているという感覚はありません。
たとえば、自分の趣味のことを調べたり学んだりするとき、「自分は勉強している」という感覚にはなりません。
純粋に好きだからやっている感覚になります。
コスプレが好きだから、札幌から東京ビックサイトまで行ったり、嵐が好きだから札幌から東京ドームまで追っかけで行ったり、施術者にとって技術を学びに行くことはそういうものに近いものがあります。
もう趣味です。
なので、「勉強してきたぞ!えらいだろ!」とはなりません。
ただ純粋に新しい知識や技術を手に入れ、治療して効果を出し、患者さんに喜んでもらえる、このプロセスがたまらなくうれしいのです。
ですが、好きな事でも技術はすぐに上達するものではありません。
そこはやはり、練習と場数をこなしていくしかありません。
整動鍼躍動編に参加
参加した【整動鍼(五体躍動編)】では、今すぐ使いたい臨床で効果を発揮できる鍼の仕方を学んできました。
内容としては、手首の腱鞘炎や、指の痛み、肘の痛み、肩こり、肩の痛み、背中の痛み、腰痛、お尻の痛み、足首の捻挫、足裏の痛みや重心の調整、などに対応できる体の緊張の調整です。
かなり盛りだくさんの内容でした。
セミナーは二日間行われましたが、前日から妙な緊張と興奮で眠れず、当日は寝不足で臨むことになってしまいました。
毎回和やかな雰囲気の中始まるセミナー。
参加している鍼灸師は20人ほど。
大人が20人集まればそれなりに症状も集まります。
実際に出ている症状に対して講師の先生が鍼をして、症状をとっていきます。
セミナーは実技がメインです。
講師の先生がやったことを、すぐに鍼灸師の先生たちと鍼を刺し合い練習をします。
すると、あちらこちらから「痛みがなくなった」と聞こえてきます。
私の寝不足も吹き飛ぶほど充実した内容です。
先ほど書いたように技術は繰り返し磨き続けることが大切ですが、この整動鍼に関しては、初めて学んだことでも、その場で効果を発揮することが可能です。
(もちろん、そこから精度を上げていくことが大前提ですが。)
それがこのセミナーが満席になるほど人気がある理由です。
今回は「基礎編」をすべて受講した人しか参加できない「応用編」という位置づけのセミナーです。
さすがに整動鍼をやってきている先生方なのでツボ取りも手際が良く、触られた時の感覚も洗練されています。
普段施術する側の施術者にとって、施術されるということは多くを学べます。
触られるだけでも多くの情報が入ってきます。
「これくらい押されると痛いな」
「こうやって押されると体支えるのに変な力入っちゃうな」
「この押し方は適格にとらえているような感じがするな」
「プロって感じがして安心できるな」
「人柄が伝わってくるな」
様々な情報を「触れられる」ことによって感じます。
施術者の技術は患者さんに触った時点で判断されてしまいます。
それだけに、自分も普段から意識しなくてはいけないと再認識させて頂きました。
二日間行われた整動鍼の勉強会は、笑い声につつまれながら終了しました。
この技術をさらに精度高く、実践できれば、もっと楽しく仕事が出来る。
そう感じワクワクがこみ上げました。
それと同時に、今回のセミナー主催者である整動協会代表の栗原先生の写真のクオリティーと比較し、殻を破れなかった自分のふがいなさに反省しつつ、帰路につきました。
札幌市白石区のととのえ鍼灸院、院長の山本です。
鍼治療を探求し、患者様から「ここに来てよかった」と言って頂く瞬間のために情熱を注いでいます。
趣味は身体を動かす事、映画鑑賞、ドライブ、かわいいかわいい娘と遊ぶこと。